130cm

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ふりフリ 〜ふつうのまいにちにわりこんできた、フシギなリンジンたちのおはなしおはなし〜【愛のオモチャ箱】vsat_0209

とある時、とある街・星降り台。そこは不思議な力を持つ、どこからやってくるのかも分からない落下物・ガラクタで有名な観光地。そんな星降り台に住んでる穐 春秋(あき はるあき)は、夏のある夜、下校途中にガラクタが落ちてくるのを見かける。本物のガラクタ手に取ることは、この街に住んでいる人間でもなかなかないチャンス。さっそく春秋は、ガラクタが落ちたと思われる場所へ向かう。そこで見つけたのは、光輝く小さな欠片…
130cm

僕は天使じゃないよ【愛のオモチャ箱】vsat_0205

舞台は震災の影響まだ色濃い大正末期から昭和初期の東京…希望に満ちた華やかさもいつしかズルリと腐り落つ。出口の見えない不景気とジワリと近づく軍靴の響き。時代はくだんの『漠然とした不安』にドロリと沈み込みゆく。社会不安は知識人に重大な知性の危機をも引き起こした。深刻な自己喪失に直面した彼らは刹那の刺激に逃げ場を求める。麻薬のように刺激を渇望し、酸鼻極むる倒錯の世界へ身を投じる男女の狂態。不安を仮面に隠…
130cm

彼女たちの流儀【愛のオモチャ箱】vsat_0207

主人公、兎月胡太郎はすましていれば深窓のお嬢様で通るような可憐な美少年。両親の離婚以来、家を出た母と2人で暮らしてきたが、母の急死によって実家に帰る事になった。元は華族だという、地方の旧家。5年振りにその敷居をまたいだ胡太郎は、母といる間一度たりと会う事を許されなかった双子の姉たち、鳥羽莉と朱音に再会した。2人は5年も経つにしては驚くほど変わらぬ姿であったが、かつては感じ得なかった妖精めいた美しさ…